子宮筋腫は一般的に良性の疾患なので、死亡保険については通常通り入れる可能性があります。
まずは一般の保険から
トライ!
保険加入の可能性
<保険タイプ別の加入可能性>
保険タイプ | 加入の可能性 |
---|---|
一般の保険 | 症状・治療状況により、死亡保険に入れる場合があります。また医療保険は条件付きで入れる場合があります。 |
引受基準緩和型の保険 | 症状・治療状況によって入れます。 |
無選択型の保険 | 基本的に入れます。 |
一般の保険の場合の告知
子宮筋腫は一般的に良性の疾患なので、死亡保険については、小さな筋腫を経過観察している状態でも加入できる可能性があります。医療保険については条件付きでの加入となるでしょう。手術を受けている場合は、再発の可能性や悪性疾患の可能性を考慮されるため、より詳細な告知が必要です。保険会社に正しく査定してもらうためにも、以下の情報を正確に告知することが大切です。
<告知上のポイント>
- 治療開始期(初診日)、診療機関名
- 治療内容、術式、入院期間
- 病理組織診断の記載のある診断書
(子宮全摘出手術や放射線・化学療法をしている場合)
上記、注意点に従って告知しても、もちろん病状によっては加入は難しいでしょう。そのような場合でも、引受基準緩和型の保険加入への可能性もありますし、無選択型の保険もあります。症状や病気の進行度合いに応じて、できるだけ条件のよい保険に入れるようにしましょう。
正しい保険検討手順については「3ステップ検討法」へ
ところで、子宮筋腫だと保険に入りにくくなるのはなぜ?
子宮筋腫で子宮筋腫核手術をした場合は、残存組織から再発の可能性があります。そのため医療保険については、加入できても条件がつかざるを得ない状況になります。また子宮筋腫は、一般的には良性の腫瘍であることが多いですが、増大して貧血を起こしたり、まれに悪性の平滑筋肉腫のこともあります。このような場合もあるため、子宮筋腫になると保険の加入が難しくなります。
子宮筋腫とは
子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍で、成人女性の約25%に発生するといわれています。はっきりした原因は不明ですが、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で発育するといわれています。20代から見られ始め、30~40代でよく見つかり、50代の閉経期以降は縮小して自然に消失することもあります。
■ 子宮筋腫の症状
症状は下記のようなものがありますが、小さいうちは半数以上が無症状です。
- ・月経困難症
- ・過多月経、不正出血
- ・貧血(過多月経や不正出血により、ゆっくりと鉄欠乏性貧血が進行します)
- ・便秘、頻尿(骨盤内の臓器(直腸・膀胱)が圧迫されるため)
- ・腰痛(骨盤内の神経が圧迫されるため)
- ・不妊、流産(臓器が圧迫されるため)
※2011年6月末現在の情報に基づいた内容となります。
※本ページは、(株)ASSUMEの監修により作成しています。
※病気、保険の告知等に関する情報については、典型的なケースを想定して記載したものであり、個別の症例、保険査定、加入条件等とは異なる場合があります。判断の目安としてお役立てください。詳細については、生命保険会社または医師等にご確認ください。