保険は加入しやすさによって段階的に3タイプに分けられます。
病歴と加入しやすさの関係
もし多くの健康な人に混ざって病気がちな人が保険に加入していると、不公平な状態になってしまいます。
そこで、通常、保険に入る時には、加入者間の不公平を避けるために告知を行い、保険に加入してもよいかどうかを判断しています。このことが、大きな病歴があったり、持病を抱えていると保険に入れない可能性が高くなっていく理由です。
ただし、最近は加入しやすい保険が登場
例えば、「糖尿病でも入れますよ」とか、「健康告知なしで入れますよ」というタイプの保険が登場してきています。
病気でも入れる保険 段階別3タイプ
病歴があったり持病がある場合でも、一般の保険を含め、入れる可能性のある保険は3タイプあります。一般的に、加入条件が厳しいタイプほど保障は広く、段階的に加入条件が緩和されるにしたがって、保障は狭く、限定されていきます。
- 1段階一般の保険
-
告知事項に該当する病歴があっても、保険料が割り増しになるなど一定の条件がつくことで入れる場合があります。
- 2段階限定告知型保険・引受基準緩和型保険(簡単な告知で入れる保険)
-
いくつかの告知項目(一般の保険より少ない)にあてはまらなければ加入できる保険です。
- 3段階無選択型保険(告知なしで入れる保険)
-
告知なしで、誰でも入れるタイプの保険です。
この3段階の保険の検討手段については<3ステップ検討法>へ
各保険の比較表
それでは、「一般の保険」、「限定告知型保険」、「無選択型保険」という3種類の商品について、どのような違いがあるのかをみていきましょう。
一般の保険 | 限定告知型保険 | 無選択型保険 | |
---|---|---|---|
告知の少なさ | 告知書 医師の診査 |
限定告知 | 不要 |
引受け 範囲の広さ |
普通 | やや広い | 広い |
加入できる 年齢の幅 |
広い | やや狭い | 狭い |
保険料の 割安さ |
割安 | やや狭い | 割高 |
保障条件 | 広い | やや限定的 | 限定的 |
保険期間 (死亡保険) |
終身あり | 終身あり | 終身あり |
保険期間 (医療保険) |
終身あり | 終身あり | 短期のみ |
注意ポイント
「一般の保険」に加入できる方にとって、「限定告知型」や「無選択型」に加入するメリットはほぼありません。 また保険の加入条件は各保険会社によって異なりますので、 一つの会社に引受を断られても、別の会社も調べてみることをお勧めします。
3タイプの保険について
詳しく知りたい方はコチラ
※保険会社や商品によって内容が異なる場合があります。詳細は各保険会社にご確認ください。
※2011年2月末現在の情報に基づいた内容となります。