高血圧と診断されても、きちんと通院して服薬治療をし、血圧をコントロールできていると、特別条件付きで保険に入れる場合があります。
まずは一般の保険から
トライ!
保険加入の可能性
<保険タイプ別の加入可能性>
保険タイプ | 加入の可能性 |
---|---|
一般の保険 | 症状・治療状況により、特別条件で死亡保険に入れる場合があります。 |
引受基準緩和型の保険 | 症状・治療状況によって入れます。 |
無選択型の保険 | 基本的に入れます。 |
一般の保険の場合の告知
高血圧と診断されると、通常、一般の医療保険への加入は厳しくなります。しかしきちんと治療を受けて血圧をコントロールできていると特別条件付きなどで入れる場合があります。保険会社に正しく査定してもらうためにも、以下の情報を正確に告知することが大切です。
<告知上のポイント>
- 治療を開始した理由
- 診療機関名、治療期間、治療のために飲んでいる薬剤名
- 診療機関で測定した最近の血圧値と測定日
- 定期健康診断や人間ドックの成績表
上記、注意点に従って告知しても、もちろん病状によっては加入は難しいでしょう。そのような場合でも、引受基準緩和型の保険加入への可能性もありますし、無選択型の保険もあります。症状や病気の進行度合いに応じて、できるだけ有利な保険に入れるようにしましょう。
正しい保険検討手順については「3ステップ検討法」へ
ところで、高血圧だと保険に入りにくくなるのはなぜ?
血圧が高いと血管に負担がかかることになります。したがって、高血圧状態が長く続くと、血管が疲労し損傷しやすくなったり、厚く硬くなったりします。そして血管が動脈硬化を起こすと、脳卒中や心筋梗塞などの原因となります。また心臓への負担が大きくなることから心臓肥大などを起こすこともあります。
このように高血圧は、入院リスクや死亡リスクが高い病気の原因となるため、生命保険への加入が難しくなります。
高血圧とは
文字通り血圧値が高い症状のことをいいます。他の病気が原因で起こる二次性高血圧症と原因が不明な本態性高血圧症があります。
原因は不明ですが、高血圧の引き金となる危険因子は特定されています。
◆ 代表的な危険因子
- 1:肥満
- 体の隅々にまで血液を行き渡らせるためには、肥満の人は標準体重の人に比べ心臓はより高い圧力を出さなければなりません。
- 2:塩分の取り過ぎ
- 人の体は体内の塩分濃度を一定に保とうとします。従って、塩分を取り過ぎると塩分濃度を下げるために水分を多く貯めこむため、血液の量が増えて血圧が高くなります。
- 3:ストレス
- 緊張すると、血管が収縮して細くなるために血圧が上昇します。ストレスを感じて緊張状態になったり、イライラしたりすることが多いと高血圧につながります。
※2011年6月末現在の情報に基づいた内容となります。
※本ページは、(株)ASSUMEの監修により作成しています。
※病気、保険の告知等に関する情報については、典型的なケースを想定して記載したものであり、個別の症例、保険査定、加入条件等とは異なる場合があります。判断の目安としてお役立てください。詳細については、生命保険会社または医師等にご確認ください。