甲状腺機能亢進症と診断されても、治療をしていれば、条件付きなどで保険に入れる場合があります。
まずは一般の保険から
トライ!
保険加入の可能性
<保険タイプ別の加入可能性>
保険タイプ | 加入の可能性 |
---|---|
一般の保険 | 症状・治療状況により、条件付きなどで保険に入れる場合があります。 |
引受基準緩和型の保険 | 症状・治療状況によって入れます。 |
無選択型の保険 | 基本的に入れます。 |
一般の保険の場合の告知
甲状腺機能亢進症になると、一般の医療保険への加入は部位不担保などの条件がつくことが多くなります。死亡保険については、割増しまたは無条件で加入できる場合があります。保険会社に正しく査定してもらうためにも、以下の情報を正確に告知することが大切です。
<告知上のポイント>
- 症状、治療方法と手術の有無
- 甲状腺ホルモン等の推移(T3、T4、TSH)
- 手術後であれば病理組織診断(良性、悪性)
- 診療機関名、治療のために飲んでいる薬剤名
上記、注意点に従って告知しても、もちろん病状によっては加入は難しいでしょう。そのような場合でも、引受基準緩和型の保険加入への可能性もありますし、無選択型の保険もあります。症状や病気の進行度合いに応じて、できるだけ条件のよい保険に入れるようにしましょう。
正しい保険検討手順については「3ステップ検討法」へ
ところで、甲状腺機能亢進症だと保険に入りにくくなるのはなぜ?
甲状腺機能亢進症では、全身の新陳代謝を活発にさせる様々な症状が起こり、心疾患や不整脈(頻脈、心房細動)などの合併症、眼の症状などのリスクがあります。
また、治療期間が比較的長くなり、治療後も再発の可能性があります。
このように様々な症状が現れたり、再発の恐れがあるため、特に医療保険では部位不担保などの条件がつく場合が多くなります。
甲状腺機能亢進症とは
甲状腺機能亢進症は、血液中の甲状腺ホルモンが増加する病気で、バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎などがあります。甲状腺ホルモンの合成が多すぎると、全身の代謝が過度に高まります。
- ■ 甲状腺機能亢進症の主な症状
- 甲状腺腫大、眼球突出、頻脈、動悸、発汗、体重減少、微熱、易疲労、手足のふるえ、不眠など
- ■ 甲状腺機能亢進症の治療
- 抗甲状腺剤の投与、甲状腺亜全摘手術、アイソトープによる放射線療法などが行われます。合併症である眼球突出に対しても放射線療法を行うことがあります。
※2011年6月末現在の情報に基づいた内容となります。
※本ページは、(株)ASSUMEの監修により作成しています。
※病気、保険の告知等に関する情報については、典型的なケースを想定して記載したものであり、個別の症例、保険査定、加入条件等とは異なる場合があります。判断の目安としてお役立てください。詳細については、生命保険会社または医師等にご確認ください。