子供のころ小児喘息であった方でも、思春期前後に完治して5年以上経過していれば保険加入は問題ありません。
まずは一般の保険から
トライ!
保険加入の可能性
<保険タイプ別の加入可能性>
保険タイプ | 加入の可能性 |
---|---|
一般の保険 | 症状・治療状況により、死亡保険と医療保険は条件付きで入れる場合があります。 |
引受基準緩和型の保険 | -(契約年齢に達していません) /契約年齢に達すれば、症状・治療状況によって入れます。 |
無選択型の保険 | -(契約年齢に達していません) /契約年齢に達すれば、基本的に入れます。 |
一般の保険の場合の告知
小児喘息は、思春期前後に完治して5年以上経過していれば保険加入は問題ありません。しかし現在も喘息発作を起こしているのであれば、死亡保険と医療保険とも特別条件付の加入となる可能性があります。喘息発作の重症度が分かるように詳細な告知が必要です。保険会社に正しく査定してもらうためにも、以下の情報を正確に告知することが大切です。
<告知上のポイント>
- 正式病名
- 喘息発作の頻度(年または月に何回か)
- ピークフロー(%PEF)または1秒率(%FEV1)の値
- 治療薬
- 入院歴
- 最終発作時期
- 医療機関名(呼吸器専門医)
上記、注意点に従って告知しても、もちろん病状によっては加入は難しいでしょう。そのような場合でも、引受基準緩和型の保険加入への可能性もありますし、無選択型の保険もあります。症状や病気の進行度合いに応じて、できるだけ条件のよい保険に入れるようにしましょう。
正しい保険検討手順については「3ステップ検討法」へ
ところで、小児喘息だと保険に入りにくくなるのはなぜ?
小児気管支喘息では、その重積発作を起こすと呼吸困難から死亡する可能性があります。このため従来から生命保険・医療保険ともリスクの高い疾患と考えられてきました。吸入ステロイド薬などの長期管理薬を使って、発作のないときから気管支の炎症をコントロールすることが重要です。成人する前に小児喘息が完治すれば保険加入は問題ありません。
小児喘息とは
小児喘息すなわち小児気管支喘息(infantile asthma)とは、小児に起こる慢性の炎症性気道疾患です。喘鳴を伴う呼吸困難を起こす発作(喘息発作)を繰り返します。喘鳴とは、呼吸疾患患者の発するヒューヒュー・ゼーゼーと笛を吹くような息遣いをいいます。 気管支喘息はアトピー体質の有無によって、アトピー型と非アトピー型に分けることができます。アトピー型は、ダニ・ハウスダストなどの環境性アレルゲンにIgE抗体を作る体質の喘息で、非アトピー型は、アレルゲンにIgE抗体を作らない体質の喘息です。小児喘息に多いのはアトピー型です。
- ■ 脳卒中の主な症状
- 息を吐くことが困難なために呼吸がうまくできずに息苦しくなります。発作は夕方から明け方にかけて起こる場合が多く、夜の発作は増悪しやすい傾向にあります。特に、秋の天候が変わりやすい時期は注意を要します。
- ■ 小児喘息の治療
- 喘息発作の予防には基本的な生活習慣の改善、たとえば早寝早起き・外遊びなどで体力をつけること、アレルゲンとの接触を避けることが大切です。長期管理薬としては吸入ステロイドがあります。発作がない時から指示された量のステロイドを吸入することは強い抗炎症作用があって効果が高く、全身的な副作用もほとんどないことから、発作がない時から医師に指示された量を使用することが大切です。発作が起きた時だけ使用しても効果は得られません。
※2013年12月末現在の情報に基づいた内容となります。
※本ページは、(株)ASSUMEの監修により作成しています。
※病気、保険の告知等に関する情報については、典型的なケースを想定して記載したものであり、個別の症例、保険査定、加入条件等とは異なる場合があります。判断の目安としてお役立てください。詳細については、生命保険会社または医師等にご確認ください。