リンパ節炎の方の保険と告知ポイント

リンパ節炎は、完治していれば一般の保険に加入できる可能性が高い病気です。
まずはしっかり完治させましょう。

一般の保険を
トライ!

保険加入の可能性

<保険タイプ別の加入可能性>

保険タイプ 加入の可能性
一般の保険 完治していれば加入できますが、原因によっては審査結果が変わってきます。
引受基準緩和型の保険 症状・治療状況によって入れます。
無選択型の保険 基本的に入れます。

一般の保険の場合の告知

リンパ節炎は、症状があらわれている状態では保険加入はできませんが、完治していれば加入の可能性は充分にあります。ただし、保険会社によって、原因が感染症によるものと判断できることを条件としている場合もあるため、確認が必要です。

<告知上のポイント>

  • 病変部位と具体的症状、原因
  • 初診からの経緯・発症回数
  • お薬の名前や手術の有無・手術名などの治療内容
  • 現在の状況
  • 最終通院日

上記、注意点に従って告知しても、もちろん病状によっては加入は難しいでしょう。そのような場合でも、無選択型の保険もあります。無選択型の保険に加入するかどうかは、症状や病気の進行度合いに応じて担当のFPとも相談して判断するのがよいでしょう。

正しい保険検討手順については「3ステップ検討法」へ

ところで、リンパ節炎だと保険に入りにくくなるのはなぜ?

リンパ節には、ウィルスや細菌などの感染症と戦ったり、不要になった老廃物を処理する役割があります。リンパ節炎は慢性化するリスクがあるため、保険会社は、リンパ節炎の現症を「リスクが高い状態である」と判断します。そのため、保険加入が難しくなります。

リンパ節炎とは

リンパ節炎は、1カ所または複数のリンパ節の炎症です。
原因は、ほとんど感染症で、細菌、ウイルス、原虫、リケッチア、真菌などによって起こります。
皮膚、耳、鼻、眼の感染症がリンパ節に拡大するというのが典型的です。
これらの感染症は多数のリンパ節に広がることも、一部のリンパ節にとどまることもあります。

■ リンパ節炎の症状
急性のリンパ節炎は、のどの部分のリンパ節炎である急性咽頭炎、扁桃炎などのように感染した部分の周囲のリンパ節が急に腫れて固くなり、指で押さえるとこりこりしたしこりのようなものがあり、痛みを伴います。
慢性のリンパ節炎は急性リンパ節炎と同様に、指で押すと、痛みはありますが、急性リンパ節炎より軽微な痛みです。しかしそのリンパ節の腫れは、2~3か月続き、慢性咽頭炎、扁桃炎が原因となることが多いです。
慢性のリンパ節炎は、特殊なリンパ節結核や悪性リンパ腫などの症状とよく似ているため、鑑別が大変重要となります。
■ リンパ節炎の治療
原因に応じた治療を実施します。急性咽頭炎、扁桃炎などの急性のリンパ節炎や慢性のリンパ節炎はウイルス感染との鑑別を行ったうえ抗生剤を投与します。

2017年6月末現在の情報に基づいた内容となります。

本ページは、(株)ASSUMEの監修により作成しています。

病気、保険の告知等に関する情報については、典型的なケースを想定して記載したものであり、個別の症例、保険査定、加入条件等とは異なる場合があります。判断の目安としてお役立てください。詳細については、生命保険会社または医師等にご確認ください。