告知の必要性

告知では、病状や治療状況を適切に知らせることが重要です。告知が不十分だと、かえって入りにくくなってしまいす。注意しましょう!

告知とは?

告知とは、保険の契約にあたって、過去の傷病歴、現在の健康状態、身体の障害状態、職業などについて、保険会社から告知書で尋ねられたことに答えることです。
また保険の契約者および被保険者には、正確に漏れなく答える(告知する)義務があり、この義務のことを告知義務といいます。

病気の告知を正確にすべき理由

<適切に告知しないとこうなる>

①かえって保険に入れない場合がある

現在は医療技術の進歩により、以前は保険に入れなかった病気でも、治療で病状を抑えられていたら入れる場合があります。

<例> 高血圧の場合

以前 医療保険に加入することは困難だった
現在 50歳前後から降圧薬の内服治療を開始し、血圧値のコントロール状況が良好ならば、加入できる場合が増えてきた

⇒ つまり、保険に入るためには、きちんと治療を受けて血圧値がコントロールできていることを告知しなければならないのです。

②契約を解除されたり、保険金・給付金の支払いを受けられないことがある

正しく告知をしていない場合は、告知義務に違反したことになり、契約を解除されたり、保険金・給付金の支払いを受けられないことがあります。

注目

持病を抱えている人が保険に入るには、告知を通して、きちんと治療を受け、病状がコントロールされていることを保険会社に知らせなければなりません。

だから、適切な告知が重要なのです。

そもそも、なぜ告知が必要?

保険は、多くの人(加入者)がお金(保険料)を出しあって貯めておいて、誰かに何か(保険事故)があった場合に、始めに決めておいたお金(保険金)が支払われるという仕組みです。

ところが、生命保険や医療保険で、多くの健康な人たちの中にまじって、生命の危険をともなうような職業の人や完治が困難な病気の人が加入していたらどうでしょうか?
このような場合、特定の人にかたよって保険金が支払われる確率が高まってしまいます。

<例> 健康な人たちと一緒に、持病のある人が医療保険に加入していたら

そこで保険に入る時には、このような不公平が起きないように、告知によって保険に加入してもよいかどうかを判断(一定のリスクの範囲内の人と契約)しているのです。

このように、保険会社は保険を断るために告知をしてもらっている訳ではありません。保険会社も営利企業であるので、リスクが同じお客様の保険を数多く引き受けてこそ存在意義があるからです。

2011年6月末現在の情報に基づいた内容となります。

本ページは、(株)ASSUMEの監修により作成しています。

病気、保険の告知等に関する情報については、典型的なケースを想定して記載したものであり、個別の症例、保険査定、加入条件等とは異なる場合があります。判断の目安としてお役立てください。詳細については、生命保険会社または医師等にご確認ください。